【簿記3級】第01回 簿記とは

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次回の講義はコチラ→ 第02回 仕訳の基本 -簿記の5要素と具体例-

簿記の意味と由来

簿記とは、企業や個人事業者の日々の取引を記録する手段のことを言います。

簿記という名称の由来として、
帳「簿」に「記」入することから「簿記」となった説と
英語の「Bookkeeping(ブックキーピング)」が訛って「簿記」となった説があります。

 

単式簿記と複式簿記

簿記には大きく分けて「単式簿記」と「複式簿記」の2種類があります。
「単式簿記」とは、現金の出入りのみを記録する方式のことです。

…と言われてもイメージしづらいと思うので、具体例を見てみましょう。

【単式簿記とは】

【取引例①】
小早川は、そうまから1,000円を借りました

 

これを単式簿記では以下のように記録します。

(家計簿やお小遣い帳と同じですね)

メモ 出金 入金 残高
そうまから借りた   1,000円 1,000円

また別のケースも見てみましょう。

【取引例②】
小早川は、手に入れた1,000円で500円のキャンディを買いました

 

【取引例①】と合わせて、単式簿記では下表のように記録します。

メモ 出金 入金 残高
そうまから借りた   1,000円 1,000円
キャンディ買った 500円   500円


このように、単式簿記は現金の出入りのみを記録する方法で、銀行の預金通帳と同じような帳簿が出来上がります。

単式簿記は記録するのが簡単であり、現金だけに着目しているので直感的で理解しやすいというメリットがあります。

 

【単式簿記のデメリット】

上記のように取引の数が少なければ、単式簿記でも全く問題ありません。

ただし実際の企業活動は取引の数が膨大なので、単式簿記ではどうしても不便なことが起こってしまいます。

試しに取引数を増やし、単式簿記で記録した結果を見てみましょう。

 

上の帳簿を見れば、手元に100円の現金が残っていることが一目で分かります。

一方で、そうまからの借入金はどれくらい残っているでしょうか?

実際は1,850円の借入金が残っているはずですが、単式簿記で記録すると、現金以外の状況は把握しづらいというデメリットがあるのです。

実際の企業活動では、さらに膨大な取引量となりますが、それでも財政状態(どれくらいの資産や負債があるか)や経営成績(どれくらい儲かったか)を正確に把握しなければなりません。

そのため、企業や個人事業者の日々の取引を記録する方法として、単式簿記では不十分なのです。

 

【複式簿記とは】

上で紹介した単式簿記のデメリットを解決する手段として、複式簿記という技術が発明されました。

複式簿記は人類最高の発明とまで言われ、一般に簿記といえば複式簿記のことを指すようになりました。

以下で複式簿記のイメージをつかんでみましょう。

 

【取引例①】
小早川は、そうまから1,000円を借りました

これを複式簿記では以下のように記録します。

借方 金額 貸方 金額
現金 1,000円 借入金 1,000円


単式簿記では現金の増加だけを記録していましたが、複式簿記では現金の増加だけではなく、その要因となった借入金の増加も併せて記録します

このような記録方法を仕訳(しわけ)と言います。

複式簿記は、仕訳を積み重ねて貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)損益計算書(そんえきけいさんしょ)を作成することを目的としていますが、

ここでは複式簿記のイメージをつかめれば良いので、詳しくは次回以降の講義で紹介します!

 

次回の講義はコチラ→ 第02回 仕訳の基本 -簿記の5要素と具体例-

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